AdobeCCを安く購入する方法として知られるデジハリオンラインスクールのAdobeマスター講座。色々気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、デジハリオンラインスクールのAdobeマスター講座のメリット・デメリット、評判、そして2年目も更新して利用はできるのか、領収書の発行はできるのかといった気になる疑問についてまで徹底紹介します。
デジハリオンラインスクールのAdobeマスター講座とは?
デジハリ(正式名称:デジタルハリウッド)は日本各地に校舎を持つクリエイター育成スクールです。その中で、オンライン学習に特化したサービスがデジハリオンラインスクールです。
デジハリオンラインスクールは、ゲームクリエイター・Webデザイナー・グラフィックデザイナーなど様々な分野になりたい人の育成やその分野のスキルの習得を目的としたオンライン完結型のスクールです。
デジハリオンラインスクールはアドビ社から正式にプラチナスクールパートナーとして日本に4校だけ認定をされたスクールであり、中でもAdobeマスター講座はAdobeCCのソフトが使えるライセンスが1年付く日本でも最安値で始められるコースとして高い人気を誇ります。
デジハリAdobeマスター講座のメリット
まずは、デジハリAdobeマスター講座のメリットから紹介します。
キャンペーンやクーポン無しでもデジハリはAdobeCCを安く手に入れることができる!
AdobeCCを安く手に入れるためには、大きく分けて3つの方法があります。
- Adobe公式のキャンペーンで公式サイトから購入する方法
- AmazonなどのECサイトや量販店のクーポン・ポイントを利用する方法
- アドビプラチナスクールパートナーの受講生となり学割で購入する方法
この3つのうち、最もお得に手に入れる方法は、アドビプラチナスクールパートナーの受講生となり学割で購入する方法です。
アドビプラチナスクールパートナーの中でも受講料には差があり、デジハリとヒューマンアカデミー通信講座の2校が同額で最安となります。
デジハリは通年を通し、税込39,980円という価格で提供しており、特にキャンペーンやクーポンの配布はありません。
つまり、デジハリオンラインはキャンペーンやクーポン無しでAdobeCCをいつでも格安で手に入れられる方法と言い換えることもできますね。
AdobeCC各ソフトの基礎動画教材46時間分が1ヶ月間見放題になる!
デジハリオンラインのAdobeマスター講座は、AdobeCCの各ソフトの使い方の基礎について46時間の動画教材について学習していきます。
大きく分けて4つの学習テーマになります。
- Illustrator/Photoshop実習
- HTML/Dreamweaver実習
- After Effects/Premiere実習
- InDesign実習
HTMLはDreamweaver実習を進めていく上での基礎知識として学習する必要があります。
AdobeCCのソフトとは少しテーマが異なりますが、ホームページ制作を学習する上で身につけておかなければならないスキルですので、この機会に覚えておいて損はありません。
上記4つの学習テーマについて、1ヶ月見放題になるのは良いですね。
料金内で課題添削も3回までしてもらえる!
そもそもの価格が安いのでヒューマンアカデミー通信講座のAdobe学習講座では課題添削が別途オプションで有料となります。
しかし、税込39,980円という料金内で、デジハリのAdobeマスター講座は課題添削が3回まで無料でしてもらえます!
これはデジハリならではのメリットです。
AdobeCCは受講生個人の商用利用もできる!
AdobeCCは受講終了後も、受講開始のタイミングでAdobeCCのライセンスをスタートしてから1年間はそのまま利用できます。
そのまま利用できる期間に受講生個人は商用で使って問題ありません!
デジハリストアで割引購入やセミナーに割引参加できる!
デジハリストアはデジタルハリウッド学生・教職員専用のオンラインストアになるのですが、デジハリオンライン受講生でもデジハリストアが利用することができます。
デジハリストアでは、ソフトやツール・デバイスなどが市場に流通している価格より安く購入できます。
例えば、Webデザイナーであれば画像フォントを活用する機会も多いと思います。デジハリはモリサワ認定校でもありますので、学生用のMORISAWA PASSPORT アカデミック版を学割価格の税込13,200円で購入できます。ちなみにライセンス期間は4年ですので卒業(修了)後も利用できちゃいますよ!
また、不定期で登録メールアドレス宛にセミナー等の案内が届くのですが、受講生割引が適用された金額で参加することができます。
下記は、「駆け出しクリエイターのためのNFT講座」というものになるのですが、一般価格の3分の2という割引価格で参加できることが解ります。
デジハリ在卒生専用「xWORKS(エックスワークス)」から限定求人案件に応募できる!
デジハリ生と在卒生が使える専用の「xWORKS(エックスワークス)」というお仕事支援サイトがあります。
なんとデジハリで学んだ経験のあるクリエイター限定のWebサイトながら、下記ご覧いただくと2022年現在で247件の求人案件があることが解ります!
デジハリで学習している時から求人に応募できるのは嬉しいですよね!
さらに不定期ではありますが、デジハリオンラインスクール事務局より、Webデザイン関連の限定求人の案内がメールで届くことがあります。
例えば下記のようなWebデザイン講座トレーナー募集の求人です。
この例ですと給与面は時給1,500円ですので決して高くありませんが、未経験から駆け出す第一歩として経験が積める機会が得られるのは貴重だと思います。
ガチのWebデザイナー就職目標では無い講座で求人案件の案内が届くのはナイスですね〜!
ランサーユニットとしてクリエイター登録しチームで企業の仕事を継続受託できる!
デジタルハリウッドSTUDIOやデジハリオンラインの卒業生(一部在校生)を中心としたランサーユニットというサービスがあります。
これは、クリエイター登録すると、企業専属のクリエイターとして継続的に仕事を受託できるマッチングサービスです。
デジハリの在校生・卒業生同士で、案件ごとにフリーランス・複業のクリエイターチーム(ユニット)を作り仕事を推進する形になりますので、一人だけでは出来なかったようなプロジェクトにも関われるようになります。
駆け出しクリエイターにもランサーユニットで活動していくためにスキルを磨くことは一つの目標にもなりますね!
また、ランサーユニット向けにニュースレターという形で登録メールアドレス宛にメルマガでおすすめの求人情報も届きますよ。
コワーキングスペース「LANCER UNIT BASE」を無料で利用できる!
ランサーユニットのクリエイター登録後、個別面談を受けた方を対象に、「LANCER UNIT BASE(ランサーユニットベース)」が無料で利用できるようになります。
LANCER UNIT BASEとは、2022年6月にデジタルハリウッドSTUDIO新宿内に開設されたばかりのコワーキングスペースです。
JR新宿駅前にあり、火曜~金曜の12:00~22:00、そして土日も11:00〜20:00まで空いていますので、関東在住者はもちろん、東京出張などの際にも利用できて便利ですね!
デジハリAdobeマスター講座のデメリット
メリットがあればデメリットもあります。
続いては、デジハリAdobeマスター講座におけるデメリットを紹介します。
AdobeCCの基礎的な学習できない!
デジハリもヒューマンアカデミー通信講座もAdobeの講座はAdobeCCに関連した基礎的な学習となります。
そのため、これを学んだからWebデザイナーとして転職できるかと言ったら正直難しいです。
総合職の人がちょっとAdobeCCの素養もあります適度のスキルが身に付くと考えておくと良いでしょう。
もし、未経験からWebデザイナーとしての転職を目指すのでしたら、最初からWebデザインスクールに通ってしまった方が良いでしょう。
もちろん、WebデザインスクールもAdobeCCは学生教職員版が一緒に付いてきますので安心してください。
ただ、素養があるのかちょっと試したいというのでしたら、Adobeマスター講座を購入されてみても良いかもしれませんね。
DTP制作については学習できない!
デジハリとよく比較される「ヒューマンアカデミー通信講座のAdobeベーシック講座」にはDTP制作に関する課題もありますが、デジハリではWebに関する学習がメインとなりますので、紙のデザインに関するテーマはありません。
もし、紙媒体のデザインも学習したいのでしたら、デジハリAdobeマスター講座はおすすめできません。
法人での購入・利用はできない!
これは他のアドビスクールパートナーも一緒ですが、法人での購入・利用はできません。
以前は法人での購入や商用利用もできたのですが、2019年6月のルール改定によりできなくなりました。
もちろん、法人の研修にも利用できませんので、注意しましょう。
受講生個人の勤務または取引する会社・団体のためにAdobeCCを利用できない!
受講生個人が仕事に役立てようと購入することもあると思います。
しかし、勤務する会社や、個人事業主(フリーランス)が企業や団体から受託する仕事のための商用利用にはAdobeCCを利用することができません。
個人の商用利用はOKとは言え、上記のような仕事がNGとなるとだいぶ範囲が絞られます。
心配な人は、アドビ公式サイトのキャンペーンやAmazonや量販店のECサイトのクーポンなどを利用して購入するようにしましょう。
デジハリとヒューマンアカデミー通信講座のAdobe講座を比較
税込39,980円で、社会人が学割価格でAdobeCCを利用できるとのことでよく比較される「ヒューマンアカデミー通信講座」と「デジハリONLINE」のAdobe通信講座を簡単に比較させていただきます。
最安値コース名 | デジハリオンラインのAdobeマスター講座 | ヒューマンアカデミー通信講座のAdobeベーシック講座 |
---|---|---|
料金 | 税込39,980円 (通年) |
税込39,980円 (2021年6月より通年) |
動画視聴期間 | 1ヶ月 | 1ヶ月 |
AdobeCCの利用期間 | 利用開始から1年間 | 利用開始から1年間 |
AdobeCCの利用開始時期 | 決済完了後、即時Adobeライセンスのコードがメール送付 | クレジット決済の場合、決済完了してから数日以内にAdobeライセンスのコードがメール送付 |
課題添削の料金 | 3回まで無料 | 別途オプション料金 ※32,000円(税込)で8回の添削 |
講座内容 |
上記の実習に関する動画視聴と課題制作に関する添削指導。 |
上記のアドビソフトに関する操作方法と課題制作に関する添削指導。 |
デジハリオンラインのAdobeマスター講座は、決済完了した後、即時メールにてAdobeCCライセンスのシリアルコードがメールにて送られてきます。
また、通年を通し税込39,980円という価格で購入できます。
一方で、ヒューマンアカデミー通信講座はキャンペーン期間でなければ税込39,980円にならないという事は無くなったとは言え、大型連休などを挟むとシリアルコード発行にも数日かかる場合がありますので、すぐに格安料金でAdobeCCを利用したいという人はデジハリオンラインの方が良いかもしれません。
それと、メリット・デメリットの部分でも紹介しましたが、デジハリオンラインは39,980円の料金内で課題添削が3回まで無料でしてもらえます。
一方で、ヒューマンアカデミー通信講座は有料でオプション料金を支払って添削してもらうことになりますので、とにかく安くスキルを身につけたいのであれば、デジハリの方が良いと思います。
スキルを身につける部分についてもう少し補足をしますと、動画講座に関して、講師が顔出しで緩急をつけながら解りやすく紹介をしてくれ個人的にはデジハリオンラインの方が解りやすいと思いました。
ヒューマンアカデミー通信講座の動画講座についてはAdobeCCのソフトの使い方を講師は顔を出さず淡々と解説していきます。
ここは好みが分かれる部分ではありますが、面白く飽きずに見たいという方でしたら、デジハリのAdobeマスター講座の方が合っていると思います。
参考までに、デジハリの講座ダイジェスト動画を1つ紹介します。
ご覧いただくと一目瞭然ですが、右下に講師の人が身振りや表情も交え説明してくれます。
ヒューマンアカデミー通信講座の場合は、講師は登場せず、淡々と声だけで説明し進める形になりますので、私はデジハリの方が解りやすいかなと感じました。
デジハリの方ばかりおすすめしている風に見えますが、ヒューマンアカデミー通信講座も勿論良い部分があります。
受講できるAdobeCCのソフトの講座数が多いことに加え、DTP制作の課題もあります。
デジハリはあくまでWeb系スキルのみの習得に特化していますので、「DTPも学習してみたい」「色んなソフトについて触れてみたい」という方はヒューマンアカデミー通信講座の方が良いと思います。
※ただ、これはあくまで個人の意見ですが旧名称の「たのまな」というブランドからヒューマンアカデミー通信講座へ計画性のないリニューアルをされたため、現在は社内が回っていない様子を受けます。私もリニューアル関連で連絡をしましたが、全然返信がありません。そのため、今は辞めておいた方が良いかもしれません。
デジハリAdobeマスター講座の口コミ・評判
私の個人的な意見でデジハリAdobeマスター講座を推していますが、SNSなどでの口コミ・評判がどうなってるかについても少し紹介します。
通年を通して39,980円という格安で購入できる!
ヒューマンアカデミー通信講座Adobe格安プランの対象外期間(つまりキャンペーンで39,980円になる期間)にどう購入するかと言うX(旧Twitter)でのポストですね。
2021年6月より、ヒューマンアカデミー通信講座(旧:たのまな)も通年通して39,980円で購入できるようになりましたが、昔から変わらず通年通して格安なのはデジハリだけですので、以前はこのような口コミも多かったですね。
たのまなのAdobe講座、格安プランは昨日までだった…泣
Adobe公式も今セール中で安いは安いけど、1万弱の差は底辺在宅ワーカーには痛いです。
あ、でもAmazonでイラレとフォトショだけのオンラインコードも売られるようになったのは良いですね。
まあ今年はデジハリ経由で買うけど。— kaisis (@kai_sis) April 1, 2021
即時、AdobeCCライセンスのシリアルコードが送られてくる!
ヒューマンアカデミー通信講座(旧:たのまな)も昔のように郵送ではなくメールで送付される形になりましたので、今は7営業日かかるという事は無いのですが、とは言え大型連休などを挟むと数日かかる事はあります。
ただ、デジハリはシリアルコード(ライセンス)が1分で送られてくる(決済方法によってはもう少し遅い場合も有り)というのはクレジットカード決済で進めれば事実ですので、すぐにAdobeCC使いたい人はデジハリはおすすめという口コミ・評判ですね。
Adobeの無料お試し解約からのデジハリでマスター講座購入しました〜
CC使う際に必要なシリアルコードを入力する時に学校名があり、学生じゃないと出来ないのかと焦ってましたがinformationに記載されてる通りにやったら何とかなったっぽい🙄
来月の請求額やばいな〜😭😭
頑張ります🔥— そら|フリーランス (@sora_weband) August 26, 2021
今年もデジハリのadobeマスター講座で年間更新した。39800円ですぐにシリアルコード発行してくれるので助かる。
— moe@WordPress実装フリーランス (@moe8888) January 12, 2021
#Adobe CCは オンラインスクール経由だと ほぼ半額で購入できるのは有名な話。
スクールパートナーの選択肢は、
①デジハリ
②たのまな
③アドバン
④ISAの4つ。
条件は微妙に違うもが、①〜③は 値段もほぼ同じ。
ならば 購入後 1分でソフトが使えるデジハリで決まり。
「迷う」より「行動」。
— しむしむ @ 49歳サイドFIRE準備中 (@symsym_0429) January 15, 2021
デジハリオンラインAdobeマスター講座の受講しての感想
デジハリオンラインのAdobeマスター講座は、専用の管理画面にログインして一つ一つのスキル動画が各ステップに分かれていて進めていく形になります。
下記のキャプチャ画像のように、「Step01 Illustratorの基本操作」の中にも各セクションに分かれていますので、細かく学習を進めていくことができます。完了すると「受講完了」というフラグも立ちます。
各セクションの講義は講師が表情や身振り手振りも交えながら進めてくださるので、よくある通信講座の声だけのオンライン教材よりもスッと入ってきやすいです!
また、2倍速まで倍速再生ができたり、しおりという各セクションの途中でここまで学習したという保存するための機能があったりと便利な機能も備わっているのも、すきま時間を活用できて嬉しいですね!
ちなみに、課題添削は課題添削専用のステップが設けられていますよ。
このように管理画面も講義も解りやすくて添削まで付いてますので、デジハリオンラインのAdobeマスター講座はWebデザイン入門者・Webクリエイター入門者にとってコスパ最強だと思うのが率直な感想ですね!
気になる疑問
最後に、気にしている人も多い疑問についても解説します。
デジハリのAdobeマスター講座の領収書は発行できるの?
デジハリのAdobeマスター講座の領収書発行は可能で、申込み時に領収書の宛名も指定できます。
Adobeを利用するのはあくまで個人に限られますが、決済には法人クレジットカードも使えますし、法人名で領収書発行することもできます!
厳密に言いますと、領収書発行用URLより専用ページに進み、「領収書情報」の欄にて、希望の宛名を記入して発行する形になります。
また、フリーランスの方が屋号を宛名にして領収書発行することも可能ですよ。
ちなみに、領収書にはデジハリ側のインボイス登録番号も記載されていますので、経費に対して消費税計上もキッチリできますので安心ですね。
2年目もデジハリでAdobeCCを使いたいけど継続更新できるの?
これは全く問題ありません。
2年目だけでなく、3年目も4年目も使えます。
実際に私も2年目以降もデジハリで購入したり、ヒューマンアカデミー通信講座(旧:たのまな)で購入したりしてます。
新たにデジハリAdobeマスター講座を購入したら、Adobe Creative Cloud 学生・教職員個人版 ダウンロード版のシリアルコードがメールで送られてきます。
既に1年目のコードの期間が残っていても、新しいシリアルコードを入力すると、プラス1年使えるように期限が更新されます。
そのため、期限が切れてから購入をしなくても大丈夫なのです。
逆に、1年目のライセンスの期限が切れてしまい、「自動更新」をオフにしていなかった場合、AdobeCCのクラウド版の課金が始まってしまいます…。
その方が勿体なかったりしますので、まだ期限は何ヶ月も残っていてすぐに購入しない場合でも、Adobeアカウントの自動更新はオフにしておく事をおすすめします。
ただ、学生・教職員個人版は卒業し、今後はガンガン法人の仕事で使っていくのでしたら、自動更新をオフにしなくても大丈夫です。
まとめ
今回は、デジハリオンラインスクールのAdobeマスター講座について紹介させていただきました。
お得に活用して、色んな意味でAdobeマスターを目指してみましょう!