WebデザインであればPhotoshopやIllustrator、動画編集であればPremiere Proを使うと思いますが、AdobeCC公式のサブスクリプションプランを利用している社会人や学生も少なく無いと思います。しかし、個人版であれば割引で買う方法がいくつかあります。
そこで今回はAmazonなどのECサイトや家電量販店とも比較しながら、社会人でも格安の学割で使えちゃうオンラインスクールに登録して安く買う方法について、どこよりも解りやすく紹介します。
アドビ公式サイトでのAbobeCCの通常価格
アドビ株式会社(旧:アドビシステムズ株式会社)の公式サイトでAdobeCCのコンプリートプラン(すべてのソフトが使えるプラン)を購入する場合、
- 個人版:税込6,248円/月
- 法人版:税込8,778円/月
が通常価格となります。
上記の金額はそれぞれ1ヶ月の価格です。
1年間使える年間プランは個人版は若干割引されますので、税込72,336円/年になります。
ちなみに法人版は年間契約にしても割引されませんので、
「8,778円 × 12ヶ月 = 税込105,336円/年」
の料金となります。
今はこの価格ですが、Creative Cloudの個人版プランについては2022年4月27日に価格改定、つまり値上げされるとAdobe社から公式発表がありました。
金額としては、税込6,248円/月から税込6,480円/月へと月額232年の値上げになりますが、年間だと2,784円の値上げになりますので地味に痛いですね…。
不定期開催のキャンペーン/セールで購入すると個人版は若干安くなる!
アドビ公式サイトでは不定期でキャンペーン/セールを開催しています。
アドビ公式サイトのキャンペーンで購入すると、個人版は若干安くなります。
例えば、2021年3月に実施していたスプリングセールというキャンペーンを見てみると、全てのソフトが使える個人版コンプリートプランは最大29%OFF、単体プランで人気のIllustratorやPhotoshop・Premiere Proは個人版は最大32%OFFのセール価格に割引されています。
※ちなみに2021年4月に実施されていた新生活応援セールも、2021年6月に実施されていたセールに関しても割引内容は全く同じ内容です。
ただ、2022年12月2日まで実施中の期間限定セールの場合は、個人版コンプリートプランが最大38%OFFになっていました。
※昔に比べるとセール開催は少なくなっています。
先に紹介したセールよりもお得で、個人版コンプリートプランは通常価格だと年間72,336円(税込)なので、セール価格47,520円と比較すると24,816円お得になることが解ります。
年間換算すると最大27,456円お得になりますが、これは割高になる月毎の契約をして1年支払った場合とセール最安値で購入した場合の差額ですので、ちょっとでも安く見せようとするマジックだと思ってください。
ちなみに、Adobe CC法人版コンプリートプランは公式サイト以外からは購入できないのでAdobe公式サイトの一択になります。
家電量販店の場合、10%のポイント還元分お得に買える!
アドビ公式サイトでキャンペーンを実施している同期間に家電量販店のWebサイトを見てみますと、税込52,530円でAdobeCCのコンプリートプラン12ヶ月版が販売されています。
アドビ公式サイトのセールと比較すると、一見高くなっていないように見えます。ただ、10%分つまり5,253円分の家電量販店の独自ポイント還元がありますので、実質価格は47,283円(税込)と考えても良いでしょう。
これでアドビ公式サイトの最安値と比べ、差し引き237円お得に買うことができます!
ただし、上には上があるんです!
AmazonなどのECサイトだと公式サイトより消費税分お得に買える!
続いて同じくアドビ公式サイトでのキャンペーンと同期間中にECサイトを見てみました。Amazonでは、AdobeCCのコンプリートプラン12ヶ月版が47,277円(税込)で販売されています。
47,277円(税込)はメールで引き換えコードが送られてくるオンラインコード版の価格になり、郵送でコードの書かれたパッケージ(カード)が送られてくるパッケージコード版だと47,760円(税込)と483円高くなります。金額差的に配送料ですかね。
つまりアドビ公式サイトのセール価格47,520円と、オンラインコード版のAdobeCCとを比較すると、243円分お得に購入できます。さらにAmazonポイントが税別価格に対して1%(478円分)付与されることに加え、AmazonなどのECサイトは各種クレジットカードやキャッシュレス決済に対応していて、それらで付与されるポイントも踏まえると、アドビ公式サイトや家電量販店よりもお得に安く買うことができる方法と言っても良いでしょう。
ただし、Adobe CCコンプリートプラン個人版は、さらに安く買うことができる方法があるのです!
社会人がAdobeCCを最も安く買うならWebスクールの学生になる方法一択!
一般企業にお勤めの社会人がAdobeCCを最も安く買うのであれば、Webスクールの学生になる方法の一択です!
正直この方法は、家電量販店やECサイトよりもAdobeCCを安く買うことができるばかりか、AdobeCCの使い方講座の動画講義も一定期間受け放題になることができちゃうんです!
厳密に言うと、AdobeCCの各種ソフトの使い方を学ぶ短期講座を受けて、短期講座の受講開始の際に、Adobe Creative Cloudの学生・教職員個人版(アカデミック版)を一緒に購入する方法です。
アドビ公式サイトをチェックしますと、アドビスクールパートナーなる学校が紹介されており、日本のパートナースクールは
- isa PCスクール
- アドバンスクール
- デジタルハリウッド
- ヒューマンアカデミー
の4校があります。
上記の4校ともオフラインとオンラインの両方の学習スタイルで受講できます。
アドビスクールパートナーのオンライン講座を比較
当然、オフライン通学スクールよりも、オンラインスクールの方が受講料が安くなりますので、4校の最安値の学習コースを比較してみましょう!
スクール名 | AdobeCC付き最安値コース名 | 料金(税込) |
---|---|---|
isa PCスクール![]() | ISAオンライン通信講座の 通信7講座セット(練習用データ付き) | 43,230円 |
アドバンスクール![]() | アドバンスクールオンラインの WEB/DTPエキスパートコース | 39,980円 |
デジタルハリウッド![]() | デジハリONLINEの Adobeマスター講座 | 39,980円 |
ヒューマンアカデミー![]() | 通信講座「たのまな」の アドビトレーニング通信講座 | 39,980円 |
4つのスクールを比較してみますと、「デジハリONLINEのAdobeマスター講座」と「ヒューマンアカデミー通信講座たのまなのアドビトレーニング通信講座」がそれぞれ39,980円(税込)と最もお得なことが解ります。
アドバンスクールオンラインも、最近になり追随して頻繁にキャンペーンを実施して39,980円で提供することが増えてきましたが、カリキュラムの充実度・知名度・実績を考えたら、デジハリONLINEかたのまなの2択ですかね。
デジハリONLINEとたのまなのAdobeCC付き最安値講座を比較
デジタルハリウッドとヒューマンアカデミーのオンライン講座がAdobeCC付き講座の最安値だという事は解りましたが、講座内容や期間の違いはあるのでしょうか。ここでは、デジハリONLINEとたのまなの講座内容をそれぞれ比較してみてみましょう。
最安値コース名 | 学習期間 | 講座内容 |
---|---|---|
デジハリONLINEのAdobeマスター講座![]() |
|
上記の実習に関する動画視聴と課題制作に関する添削指導。 |
通信講座「たのまな」のアドビトレーニング通信講座![]() |
|
上記のアドビソフトに関する操作方法と課題制作に関する添削指導。 |
そもそも料金も同じですので「デジハリONLINE」と「たのまな」で学習期間やサポート・講座内容に大きな差がある訳ではありません。
そのため、Adobe Creative Cloudを安く買いたいだけの人は正直どちらでも良いと思います。
注意点があるとすれば、たのまなのAdobe通信講座は課題添削に別途料金がかかり有料である点とAdobeCCを使えるライセンスコードが届くのに多少時間がかかります。大型連休などを挟む場合は1週間前後かかる可能性もあります。
一方で、デジハリONLINEの課題添削は3回まで基本料金に含まれており、ライセンスコードは最短10分程度(遅くとも即日)で届きます。
このように全く同じ内容という訳でもありませんので、両講座の特徴を踏まえながらそれぞれの講座について紹介させていただきます。
Web制作やクリエイター職を目指すなら、デジハリONLINEのAdobeマスター講座
デジハリONLINEは、AdobeCCのソフトの操作以外に、HTML/CSSの実習動画があります。
HTMLやCSSは、ホームページやWebサイトの構築に最低限必要なフロントエンドプログラミング言語です。
Webデザイナーになるためにも必須のスキルですが、これはたのまなのコースには含まれていません。
また、デジハリONLINEのAdobeマスター講座は制作課題の添削が最大3回まで料金に含まれているのですが、たのまなでの課題添削はオプション料金がかかり有料になります…。
スキルアップを目的にしている受講生にとっては、ここの料金は大きいかもしれませんね。
そして、AdobeCCを使えるライセンスコードと受講者IDが届くのは最短で10分程度、遅くとも即日メールにて届きます。
この速さはアドビスクールパートナーの中でも随一ですね!
デジハリONLINEを運営するデジタルハリウッド自体が広義のクリエイター職に強いスクールであるため、将来的にクリエイター職を目指すのにも、デジハリONLINEは適しています。
実習課題に関しても、DTP系の実習のはなく、Web系のみの実習のため、Webオンリーで学習するなら、デジハリONLINEのAdobeマスター講座がおすすめです!
デジハリオンラインのAdobeマスター講座について、詳しく紹介した記事もありますので、下記の関連記事も参考にされてみてくださいね。

DTP学習と長めのサポートを希望するなら、たのまなのアドビトレーニング通信講座
たのまなのアドビトレーニング講座は、サポート期間が3ヶ月あります。
デジハリONLINEに比べると1ヶ月長いため、長めのサポートを希望するのであれば、たのまなの方がおすすめです。
また、たのまなの講座は、Web制作課題のほかに、DTP制作課題があります。
DTP制作課題は、
- B5フライヤー
- 名刺サイズ店舗カード
- 冊子
の3つがあります。
デジハリONLINEとは違いWebもDTP制作も課題添削はたのまなではオプション料金がかかり、32,000円(税込)で8回の添削が受けられます…。
この料金の部分では、たのまなの方が高くついてしまいますが、デジハリONLINEにはDTP課題の添削はありませんので、Web以外にDTPの制作スキルも身につけておきたいのであれば、たのまなのアドビトレーニング通信講座の方がおすすめです!
たのまなAdobeトレーニング通信講座については、実際に購入し検証した記事がありますので、ぜひ下記の関連記事をチェックされてみてくださいね。


AdobeCC学生・教職員個人版やスクール利用に関する良い点
AdobeCC学生・教職員個人版やスクール利用に関しては、他にも良い点が色々あります!
オンライン講座の動画や課題に一切手をつけなくても問題なく利用できる!
デジハリONLINEのAdobeマスター講座も、ヒューマンアカデミー通信講座「たのまな」のアドビトレーニング通信講座も、学生になったからと言ってオンライン動画を必ず視聴しなければいけない訳でもありませんし、課題も一切手をつけなくてもOKです!
これは、デジタルハリウッドまなびメディア事業部の人、ヒューマンアカデミーのたのまな担当の人に、それぞれ確認済みです。
また、一切動画視聴や課題をやってなくても、Adobe CCは普通に問題なく使えますので、ご安心ください!
個人の商用利用は可能!フリーランスや副業もOK!
AdobeCCの学生・教職員個人版(アカデミック版)は、スクールの学生や教職員であれば利用できます。
スクールについては最安値のコースだと動画は1ヶ月で終了してしまいますが、AdobeCCの利用開始時にシリアルナンバーとスクールの入学年月/終了年月を入力すれば、講座終了後も登録時から12ヶ月は利用可能です。
また、学生・教職員個人版であっても、通常版と同様、商用利用もできます!
つまり、フリーランスや副業でAdobe CCを使いながら制作活動をすることも何ら問題ありません。
フリーランスなら経費削減できちゃいますよ♪
AdobeCCを更新して利用も可能!
12ヶ月の利用期間が終了したあと、再びパートナースクールの講座に入り直し、Adobe CCのソフトだけ利用することも可能です。
先にもお伝えしましたように、動画や課題は放置で構いませんので、Adobe CCだけ学生として登録しましょう。
AdobeCC学生・教職員個人版に関する注意点
デメリットという訳ではありませんが、AdobeCC学生・教職員個人版(アカデミック版)には注意しなければならない点がありますので、下記に紹介します。
メンバーシップのお支払い方法の登録をしている人はプランを解約しておく!
AdobeCCのAdobeCC学生・教職員個人版(アカデミック版)のシリアルコードを入力し設定を進めていくと、Adobeのメンバーシップのお支払い(自動更新)の設定をするようAdobe側からガイドが出てきます。
ただ、ここで支払い方法を登録すると、1年後に学割プランのライセンスが切れた際に、Adobeの通常価格でクレジットカード会社の引き落としが開始されます。
最初からAdobe側でお支払い方法の登録をしないことが一番なのですが、もし登録していて自動更新状態になっている人は、AdobeIDでアカウント管理画面にログインし、プランの解約をしておきましょう。
また、すでにAdobeCCを通常版(コンプリートプラン)などで利用していてアカデミック版に切り替える場合にも通常版のプランは解約しておきましょう。
プランの解約方法についての詳しい解説動画がありますので下記をご覧くださいね。
海外からの利用はAdobeIDの言語が日本語である必要がある!
AdobeCC学生・教職員個人版(アカデミック版)は、日本国内向けの教育ライセンス版になるため、AdobeIDの言語設定が日本語である必要があります。
海外からの利用者で、AdobeIDの言語がドイツ語や英語であると、AdobeCCが利用できません。
ただ、ここで注意が必要なのが今使っているAdobeIDの言語を日本語に変更すれば良いのかというとそうではありません。
最初に日本語以外で作成したAdobeIDではAdobeCCのアカデミック版は利用できないため、新規で日本語を言語とし作成したAdobeIDが必要となるのです。
そのため、日本語のAdobeIDを持っていなければ、新規で日本語のAdobeIDを作成しましょう。
ちなみに、新規のAdobeIDに、以前のAdobeIDの情報を同期して引き継ぐことはできませんので、ここも注意しましょう!
スクールに入らずAdobeCCのソフト単体では利用できない!
アドビ公式サイトや量販店・ECサイトなどでは学生・教職員個人版というAdobeCCソフト単体でも販売しています。
ただ、登録時に、スクールの情報を入力しなければ使えませんので、スクールに入らずAdobe CC学生・教職員個人版のソフト単体だけ、アドビ公式サイトや量販店・ECサイトで購入して利用することはできませんので注意しましょう。
法人名義の購入・法人での商用利用はできない!
以前は、法人名義でアドビスクールパートナーに会社の従業員が入り、AdobeCC学生・教職員個人版を登録して、会社の仕事としてクライアントワークを受託し納品し対価を得てもなんら問題ありませんでした。
しかし、アドビスクールパートナープログラムの改定により法人の商用利用ができなくなってしまいました…。
加えて、法人名義の購入もできなくなりました。
そのため、一切商用利用はせず、社員研修の一環としてAdobeCC学生・教職員個人版を使うことも2023年現在はできませんので注意しましょう。
まとめ
今回は社会人でもOKな学割でAdobeCCを学割で安く買う方法について紹介しました。
出典:アドビ株式会社のプレスリリースより
AdobeCCを提供しているアドビ株式会社のプレスリリースにもあるように、今やデザインや制作を行う特定の部署以外でも、「クリエイティブ系ITツールを使いこなせる能力が必要だと思うか」というアンケートに就職人気企業ほど必要性を感じており、具体的に必要なシーンも増えてきています。
なので端にAdobeCCが安く買えるからというだけではなく、アドビスクールパートナーでトレーニング通信講座が学習できるのは非常にラッキーです!
どのみち企業側のニーズもあるのだから、本格的に学習したいのであれば最初からWebデザインスクールに通っちゃう方が良いと個人的には思います。
当然1年間ライセンス契約のあるAdobeCCのアカデミック版も付いてきますし、国からの給付金も受けられるスクールもあります。
当サイトにおすすめのスクールを紹介した記事もありますので、ぜひ参考にされてみてください。