株式会社インフラトップが運営する人気プログラミングスクールのDMM WEBCAMP(DMMウェブキャンプ)。
その中にあるDMM WEBCAMP エンジニア転職 就業両立コースと専門技術コースという2講座(旧:DMM WEBCAMP COMMIT)が国から給付金を受け取れる対象講座となっています。
その金額たるや、なんと受講料の最大80%(支給限度額:64万円)です!
本記事では、そんなDMM WEBCAMPの給付金について、受け取り方も含め徹底解説します。
DMM WEBCAMPにあるサービス・料金・内容の違い
DMM WEBCAMP(DMMウェブキャンプ)には、「エンジニア転職」「言語別コース」という2タイプの料金体系に分かれています。
それぞれの料金や内容の違いは下記の通りです。
サービス | 一括料金(税込) ※分割可 |
内容 |
---|---|---|
DMM WEBCAMP エンジニア転職 |
690,800円〜 910,800円 |
未経験からITエンジニアとして転職を目指す。 |
DMM WEBCAMP 言語別8コース |
169,800円/4週〜 334,800円/16週 |
転職は目指さないが教養としてのWebデザインやプログラミング言語別に該当コースのスキル習得を目指す。 |
各サービスの中でもさらにコースが分かれているおり、コース毎に料金が異なります。
またそれぞれ分割払いも可能ですが、月々の支払い金額が若干高くなります。
この中で、給付金対象となるのは、DMM WEBCAMP エンジニア転職の中の専門技術コースになります。
※給付金が適用されることでいくらになるか等は次の項目で紹介します。
DMM WEBCAMP エンジニア転職 専門技術コースの給付金
DMM WEBCAMP エンジニア転職には短期集中コースと就業両立コースと専門技術コースの3つのコースがあります。
それぞれの違いは下記の通りです。
コース名 | 一括料金(税込) ※分割可 |
内容 |
---|---|---|
短期集中コース | 690,800円 | 3ヶ月の学習+キャリアサポート |
就業両立コース | 889,350円 | 自身のペースに合わせて学習+キャリアサポート |
専門技術コース | 910,800円 | 4ヶ月の学習+キャリアサポート |
一見すると、短期集中コースが料金も一番リーズナブルで良さそうに見えますが、就業両立コースと専門技術コースは910,800円から64万円の給付金が国から補助されます。
給付金適用により、専門技術コースであれば実質270,800円(税込)、就業両立コースにいたっては実質249,350円(税込)で受講できることになる訳です。
専門技術コースは短期集中コースに比べ1ヶ月学習期間が長いのですが、4ヶ月目は「AI教養」か「クラウド教養」を選択してより専門的なスキル習得ができます。
そのため、給付金の条件に当てはまっているのでしたら、専門技術コースで受講されることをおすすめします!
ちなみに、1ヶ月目から3ヶ月目までのカリキュラム内容は、どちらのコースも同じで「基礎学習」「チーム開発」「ポートフォリオ制作」となります。
また、就業両立コースは、その名の通り、お仕事と並行して受講できるため、無理のない長めの学習期間になります。
詳しくは、「DMM WEBCAMPの評判は?転職に強い理由も中の人に聞いてみた!」の記事をチェックされてみてくださいませ!
DMM WEBCAMPの給付金の種類と受給資格
プログラミングスクールに適用される給付金には、
- 一般教育訓練給付金
- 人材開発支援助成金
- 特定一般教育訓練給付金
- 専門実践教育訓練給付金
の4種類があります。
このうち企業向けの助成金である人材開発支援助成金を除く3種類が個人向けになり、3つの中でも、専門実践教育訓練給付金が一番多くの金額(訓練費の80%)がキャッシュバックという形で戻ってきます。
DMM WEBCAMP エンジニア転職 就業両立コース・専門技術コースは、経済産業省が認定した教育訓練講座(Reスキル講座)として認定されており、かつ厚生労働省の指定を受けた専門実践教育訓練給付金制度の対象講座となりますので、一定の要件を満たした受講者には受講料の最大80%(支給限度額:64万円)がキャッシュバックされます。
受給資格については、初めて教育訓練給付金を受給する場合と2回目以降の受給の場合で要件が異なります。
それぞれの場合の受給資格は下記の通りです。
初めて受給する場合 |
|
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2回目以降の受給の場合 | 前回の受講開始日から次の受講開始日まで通算3年以上、雇用保険に加入していること |
雇用保険については、どこかの企業で正社員・契約社員・派遣社員・アルバイトなどでフルタイムで勤務していれば毎月の給与から天引きされていると思います(心配な人は一度給与明細をチェックしてみましょう)。
初めて受給する場合であれば、どこかの企業で2年以上フルタイムで勤務しているか、2年以上勤務していて一度も教育訓練給付制度を使ったことがなければ原則受給資格があると思っていただいてほぼほぼ問題ありません。
もし受給資格があるか気になる人は最寄りのハローワークに聞いてしまうのが一番手っ取り早いでしょう。
徹底解説!給付金の受け取り方の流れ5ステップ
DMM WEBCAMPの給付金の受け取り方の流れを5つのステップに分け徹底解説します。
ステップ1:管轄のハローワークで支給要件を確認
最初のステップは、DMM WEBCAMP エンジニア転職 専門技術コースもしくは就業両立コースの受講開始1ヶ月前までに自分の住まいがある市区町村管轄のハローワーク(職業安定所)へ行きましょう。
基本的には最寄りのハローワークで問題ないと思いますが、区境や市境にお住まいの人は念のため事前に電話で確認すると良いでしょう。
ハローワークに着いたら、教育訓練給付金支給要件があるか職員さんに確認します。
ハローワークは、職業相談や失業給付などの窓口もありますので、受付の人に確認すると案内してもらえます。
ちなみに、教育訓練給付金支給要件照会票のページより自宅から入力して印刷しておくと便利です。
その際は、以下の情報を入力しましょう。
教育訓練施設の名称 | 株式会社インフラトップ |
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指定講座番号 |
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教育訓練講座名 |
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実施方法 | 通信 |
実施区分 | eラーニングのみ |
受講開始年月日 | 受講コースの1日目の年月日 |
ステップ2:訓練前キャリアコンサルティングを受けジョブカードを作成してもらう
管轄のハローワークで訓練前キャリアコンサルティングというものを受け、その際にジョブカードを作成してもらいます。
このジョブカードが無いと教育訓練給付金の申請ができませんので、気をつけましょう。
ステップ3:コースの受講開始1ヶ月前までにハローワークへ必要書類を提出
キャリアコンサルティングまで受けたら、DMM WEBCAMP エンジニア転職 専門技術コースもしくは就業両立コースの受講開始1ヶ月前までに、ハローワークへ必要書類の提出に行きます。
必要書類は下記の通りです。
- 教育訓練給付金受給資格確認票
- ジョブカード(訓練前キャリアコンサルティングでの発行から1年以内のもの)
- 本人住居所確認書類もしくは個人番号(マイナンバー)確認書類
- 写真2枚(正面上半身の最近撮った写真、縦3.0cm×横2.5cm)
- 受給希望金融機関の通帳またはキャッシュカード
また、2回目以降の受給の場合は上記に加え、「専門実践教育訓練給付及び特定一般教育訓練給付再受給時報告」が必要になります。
ステップ4:コース受講後1ヶ月以内にハローワークへ受給申請
DMM WEBCAMP エンジニア転職 専門技術コースもしくは就業両立コースの受講が修了しましたら、終了後1ヶ月以内にハローワークへ受給申請をします。
そうしますと、まず受講料の50%の還付金が金融機関に振り込みで入金されます。
ステップ5:コース受講後1年以内にハローワークへ雇用された旨の申請
DMM WEBCAMP エンジニア転職 専門技術コースもしくは就業両立コース受講修了後1年以内に被保険者として雇用された旨の申請をハローワークに行います。
そうしますと、追加で受講料の20%(訓練修了後の賃金が受講開始前の賃金と比較して5%以上上昇した場合は10%に相当する額を追加)の還付金が金融機関に振り込みで入金されます。
これで合計最大で80%のキャッシュバックを受けられた事になります。
DMM WEBCAMP受講料を分割払いにした場合の注意点
最後に、DMM WEBCAMPの受講料を分割払いにした場合の注意点を紹介します。
受講料を分割払いにした場合でも、専門実践教育訓練給付金を受け取ることはできます。
ただし、給付金の対象になるのは受給申請時にお支払いされた分のみになります。
そのため、分割のお支払い金額が未だ残っている状態で申請をすると、給付金額が減額されてしまいますので注意してください。
まとめ
今回は、DMM WEBCAMPの給付金の対象講座と受け取り方について徹底解説させていただきました。
結構な金額をお支払いし学習するプログラミングスクール。使える制度は使い、賢く学習を進めましょう。