退職する前にやっておいた方がいい9つのこと

退職する前にやっておいた方がいい9つのこと

こんにちは、浅井裕喜です。フリーランスで独立したいという人が以前よりも増えてきたように思います。特に、Web業界の人材、具体的にはWebデザイナー、ライター、エンジニア、Webディレクターは顕著にその傾向が見られます。

ただ「退職届」を出す前にやる事やってから辞めませんか?

会社を辞めるということは、収入が無くなる事は勿論、いろんな保証も無くなっちゃう事でもあります。

“Taroくん”
こんな報われない会社、今スグ辞めてやる!

という気持ちも解らなくないですが、ちょっと落ち着いきましょう。会社に所属しているとやり易い事でも、フリーランスになると不便なこともあります。今の会社を辞める前にやり易い事は済ましておきませんか。後悔先に立たずです。

家族や恋人の了解を得ておく

周りに言わずに独立してしまうと後々揉める事になります。
「この人は勝手に決めちゃう人だし、しょうがないよね〜」と周りが認知している方は除いて、きちんと、家族や恋人には、独立した方が良い理由や独立後の計画を話して了解を得ておきましょう!

クレジットカード作りや住宅ローンを見直しておく

個人事業主になった直後はクレジットカードの審査が通り辛い会社がほとんどです。そのため、独立する前の会社員としての信用があるうちにクレジットカードは作りましょう。また、住宅ローンについても同様です。
個人事業主の方が会社員時代より稼げるようになれた場合でも、会社員という後ろ盾には叶わないこともあります。住宅ローンもサラリーマンのうちに組んでおきましょう。

会社員時代にセルフブランディングをしておく

会社員時代に個人としても外部に情報発信などをしておき、「自分にはこんな価値があり、この分野であれば私」というブランディングをしておきましょう。その方が独立後も仕事が進め易いものです。
今の業務と違う事で起業される場合も、できれば、サラリーマン時代に、積極的に、ピッチやスタートアップイベントに積極的に参加して、顔を拡げておきましょう。思わぬヒントや繋がりが得られるかもしれません。

お仕事受注できるように基盤作りをしておく

「独立したら仕事振るからよろしくね。」
はい、こー言ってくる人に限って、その後めっきり連絡が来なくなります。悲しいかな、フリーランスあるあるですね…。

私の前職の繋がりも「仕事振る振る詐欺」な方ばかりでした…。ただ、前職の繋がりを活かしてキッチリ仕事に繋げている人もいます。私の場合は、前々職の取引先の方々には初期に助けられました!捨てる神あれば、拾う神ありとは昔の人はよく言ったものですね(笑)。

また独立したい予備軍は独立する人の何倍もいますので、そういった繋がりがある場にいって拡げるのもありですね。自分でサービスをしていくんなら、クラウドファンディングを活用したりスタートアップコンテストに出場したりして、自社サービスを展開する方法もあると思います。

そして、最近では、お仕事を紹介するフリーランス専門のエージェントも増えてきています。当サイトでも、フリーランス専門エージェントを使って活動する人の週の稼働日数や単価などを交え、おすすめできるエージェントをいくつか紹介している記事がありますので、ぜひチェックしてみてください。

資格や免許の取得は会社員時代にしておく

ハッキリ言って独立したらやること満載です!(法人は特に)。最初から高単価で短時間勤務でやれる体制が築けるのでしたら、独立後の方が時間取れるかもしれませんが、会社員時代の方が安心して資格や免許取得の勉強ができると思います。また、会社によっては資格取得に対して補助が出る場合もあります。独立後にも活きる資格や免許であれば、独立前に取っておきましょう。

頼れる仲間を作っておく

Webディレクター単独でプロジェクト等に参画する方法もありますが、できればデザイナーやエンジニアさん、営業の方とチームを組んで独立をすると良いでしょう。それぞれの得意分野を活かしお仕事ができます。ただし、Webディレクター単独でも独立できない訳ではありませんし、どこもディレクターは足りてないので、仕事や入り方さえゴネ無ければお仕事が全く無いという状況は無いと思います(タイミングによって一時的に無くなる事はあると思いますが…)。そういった場合であっても、フリーランスは自分が資本です。会社員と違って後ろ盾はありませんので、いざと言う時に頼れる仲間は作っておきましょう。

引き継ぎはしっかりしておく

これはフリーランスに限ったことで無く、転職時なんかもそうですが、引き継ぎはしっかりしておきましょう。独立後にも、前職業務の事でメールや電話がきてペース崩されたく無いですよね。私の場合は、引き継ぎ書やマニュアルを整備し初めて読んだ人でも解るようなものを土日等も使って作り上げてました。そういう姿勢は後々にも響くものです。飛ぶ鳥後を濁さず、お世話になった会社にはきちんと誠意を尽くし、気持ちよく独立しましょう

独立後の事業計画を立てておく

独立後どうなりたいのか。

  • いつも納期に追われる生活を改善したい。
  • 今より人日単価をあげたい。
  • この分野の仕事を極めていきたい。

など色々あると思いますが、ぜひ短期的だけで無く中長期的にどうなりたいかもサラリーマン時代に考えておきましょう。また、自分の事だけでなく、世の中をこうしたい等の目標も持ってやられた方が上手くいかなかったら廃業しようという想いが薄まるので良いです。

撤退ラインを決めておく

とは言え、上手くいかない事もあると思います。受託事業、広告運用、自社サービスなど、事業ごとに撤退ラインを決めましょう。
また、最悪フリーランサーとしての廃業する事になったり、逆に自分の目指すべき方向が一致して再就職する事も出てくるかもしれません。
どうなった場合はどう進むのか決めておいた方が考え込む時間が少なくなり判断スピードもあがると思いますので予め決めておきましょう。

以上が、私が思う「退職する前にやっとくべき9つのこと」です。
フリーランスのWebディレクターとして独立する事を決めたとしても、ぜひ後悔しない退職をしてくださいね!