働き方改革やデジタルノマドというライフスタイルの世界的な広がりもあり、フリーランスエージェントや求人サイトでも在宅のテレワークやリモートOKな案件が増えてきています。
仕事に参画するまでの流れもGoogleMeetやZoomなどのオンラインミーティングツールを使ってオンライン面談で対応する事が本当に多く、社内体制も変わってきています。
今回は、フルリモート/一部リモート/常駐案件のそれぞれの単価相場の違いから、デジタルノマドや在宅リモートOKのフリーランス案件の探し方、そしてリモートワークOKな案件紹介におすすめのフリーランスエージェントに至るまで詳しく紹介します。
フリーランスのリモートワーク/常駐勤務での案件単価の差
以前は、リモートワークと常駐については収入金額(案件の単価)に開きがあり、常駐で月額85万円の収入があるとしたら、フルリモートだと67万円。金額にして実に月額18万円の差がありました。
しかし、最近では、テレワークも推奨されるようになり、現在は常駐やリモートで案件単価の差はほぼありませんので安心してください。
逆に、在宅・リモートワークだから案件単価が安いという企業やエージェントには登録しない方が良いと言えます。
世界的にも物価上昇は続いていますので、今どきリモートやフリーランスだから単価が低いなんて会社には、そもそも良い人材が集まりません。
在宅/リモートワークOKなフリーランス案件の5つの探し方
在宅/リモートワークOKなフリーランス案件の探し方は色々あります。
ここでは探し方として5つ紹介します。
友人/知人のリモート案件を紹介してもらう!
これが一番手っ取り早いですね。友人/知人は自分の仕事ぶりを解ってくれている傾向があるので案件を紹介してもらうのは最も有効な手段です。
ただ、あまり一緒に仕事をしたことがない知人や名刺交換をして少し交流会で話したことがある程度の人だとトラブルの原因にもなりますので注意が必要です。
取引先の仕事で結果を出して繋いでいただいたり、元同僚に紹介してもらったりするのは結構おすすめできます!
イベントや勉強会で知り合った人に紹介してもらう!
自分がいま学習しているスキルや分野のイベントや勉強会で知り合った人や講師にリモート案件を紹介してもらうのは如何でしょうか。
ちょっと手伝って欲しいみたいな人は結構いるものです。
ちなみに、エンジニアの場合、リモートワークし易いプログラミング言語は、Ruby・PHP・JavaScript・Pythonあたりになります。
Webデザイナーの場合は、UXデザインやAdobe XDあたりです。
ニーズの高い言語やトレンドの技術を学習しておき、スキルを高めておくと割と融通が利いてもらいやすくなりますよ。
クラウドソーシングサイトで探す!
そもそもクラウドソーシングサイトというのは常駐案件はほとんどなく、リモートワークや在宅で受託する案件ばかりが並んでいます。
そのため、クラウドソーシングサイトで探すのは有効な手段です。
ただ、クラウドソーシングの場合、案件の単価が全体的に低い傾向にありますので、そこは注意が必要です。
副業やフリーランス向け求人サイトで探す!
最近は、副業や複業、フリーランスに向けた案件と発注企業をつなぐプロ向け求人サイトも増えてきています。
プロ向け求人サイトも、リモートや在宅OKな案件が豊富です。
そのため、そのような求人サイトで案件を探してエントリーするのも一つの手です。
私が以前執筆したフリーランス向け求人サイトでおすすめのサイトを厳選した記事も、ぜひチェックされてみてください。
フリーランスエージェントで探す!
冒頭でも触れましたが、最近はオンライン面談や在宅/リモートワークOKな案件が増えています。
ただ、ニーズとしては圧倒的に常駐案件が多く、リモートワークには弱いフリーランスエージェントが一般的です。そのため、下記で紹介しているようなリモートワーク案件に強いエージェントを選ぶようにしましょう。
在宅/リモートワーク案件に強いフリーランスエージェント7選
私が、在宅/リモートワーク案件に強いなと感じるフリーランスエージェントを7社紹介します。
レバテックフリーランス:エンジニア向け
レバテックフリーランスは、エンジニア向け最大手のフリーランスエージェントです。
これまでは週4日や週5日の常駐エンジニア案件が多かったのですが、コロナ禍を経てテレワークが一般化したこともあり、現在でも常駐案件とリモート案件を選べる状況にあります!
下記より登録すると、非公開求人がレバテックプラットフォームという登録者限定の管理画面で確認できるようになりますので、まずは登録して、オンライン面談されてみることをおすすめします。
ランサーズエージェント:エンジニア/Webデザイナー向け
ランサーズエージェントは、エンジニアやWebデザイナー向けのフリーランス専門エージェントです。
ランサーズエージェントの運営会社はクラウドソーシングサービスで有名なランサーズ株式会社ですので、週3日でOKであったり、リモートワーク可能な案件も全体の90%以上あるなど自由な働き方を実現できます。
それでありながら、エンジニア案件に至っては月額単価100万円超えの案件も多数あり、「高単価✕リモート」を実現することも十分に可能です。
また、参画する案件のマージン率をフリーランス側にも、参画企業側にも開示していて透明性も高いため、この機会に登録して、自分に合う案件がないか一度聴いてみるのもおすすめですよ!
テクフリ:エンジニア向け
テクフリも、フリーランス専門のエンジニア向けエージェントです。
こちらも、レバテック同様、リモートワーク案件を比較的他社よりも多く取り扱っています。
テクフリも案件検索すると、下のように「リモート可」というタグの付いた具体的案件が表示されます。
案件の詳細を見ますと、テクフリのエージェント担当者より、「フルリモート、時短などの就業形態が可能な企業ですよ」とアピールポイントが紹介されていたりします。
自分で探すのも大変だと思いますので、まずはテクフリに登録してみて、エージェント担当者に聞いてみましょう!
ちなみに、テクフリはマージン率が最低10%(※ただし案件により異なる)と、フリーランスエージェントの中でも手数料が低いことで評判です。
ミッドワークス:エンジニア向け
ミッドワークス(Midworks)はプログラミングスクールなども経営する株式会社Branding Engineerが運営するエージェントです。
こちらもテクフリにも勝るとも劣らず、マージン率が実質10%〜15%程度と低いばかりか、福利厚生などの保証が手厚いことでも知られています。
ミッドワークスも基本的には常駐案件が多いです。
ただ、最近は、リモート案件特集を行うなど、リモートワークや在宅勤務でできる案件にも力を入れています。
登録してみて、一度面談で聞いてみては如何でしょうか。
Coconalaテックエージェント:エンジニア向け
coconalaテックエージェントは、「得意を売るならココナラ」のCMでもお馴染みスキルシェアサービス大手の株式会社ココナラが運営するフリーランスのためのエンジニア案件エージェントです。
ココナラはオンラインでスキルを売り買いするスキルシェアマーケットですので、そもそもオンライン。その取引実績2万社の中から案件紹介されますので、フルリモートワークOKな案件が豊富にあります!
また、なんと取り扱う案件は、エンド直請100%というのも特徴的で、どの案件に参画したとしても間に中間搾取してくる業者が一切いないのも魅力的ですよ。
クラウドテック:エンジニア/Webデザイナー向け
クラウドテックも、エンジニアやWebデザイナー向けのフリーランス専門エージェントです。
クラウドテックの運営会社はクラウドソーシングサービス最大手のクラウドワークスですので、ランサーズエージェント同様、リモートワークはもちろん、週3日などの自由な働き方の案件も多く取り揃えています。
具体的には、クラウドテックのWebサイト内に、上のような図を用意していて、なんと、全体の案件のうち、リモートワーク案件が59%と半数以上を占めるんだそうです。しかも、そのうち、募集職種がエンジニアの割合が63.5%ですので、単純に掛け算をすると、約37.5%もの案件がリモートワーク可能なエンジニア案件ということになります。
さらに、Webデザイナーやクリエイターの募集割合も16.9%と多くあることが解ります。
そして、クラウドテックは他のエージェントより、案件をカバーしている地域が広いので、関東はもちろん、中部・関西・九州エリアもカバーしています。
Reworker:全業種向け
Reworkerは、リモート・在宅OK、時短で週3日勤務、副業OKなどといった他のエージェントでは取り扱いが少ない案件を中心に紹介するサービスです。
基本的には求人サイト的な枠割のサービスなのですが、Reworkerの運営事務局がエントリーしたい企業へ直接推薦してくれるというエージェント的な機能も持ち合わせています。
業種としては全業種が対象で、エンジニア・Webデザイナーも取り扱ってますが、他であまり取り扱ってないバックオフィス求人が多いので、リモートでバックオフィス業務をしたい人におすすめしたいサービスですね。
まとめ
フリーランス界隈にも急速に在宅・リモート可能な案件が増え、現在はすっかり定着しています。
都心にいる方はもちろん、地方移住をされた方も、この機会に、在宅・リモートワーク可能な案件を探してみては如何でしょうか。
ちなみに、他のブログ記事で見かけたのですが、リモートスタイルは現在サービス提供していないのと、コデアルはリモートワークに特化していません。
ろくに調べもせず、もしくはちゃんと更新もせず、ただエージェントを羅列しただけのまま放置しているブログ記事もときどき見かけますので注意しましょう。