Webディレクターとは?どんな仕事?必要なスキルは?

webディレクターのお仕事「ワイヤーフレーム制作」の画像

Webディレクターとは?

webディレクターとは、Webサイト制作やシステム開発、アプリを開発する時に、webプロデューサーやプロジェクトマネージャー、アートディレクター等と協力をしながら、webデザイナー、フロントエンドエンジニア(プログラマー)、サーバーサイドエンジニアコーダーなどの制作スタッフを統括し、 進行管理、品質管理などを行う制作責任者のことを言います。

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具体的にイメージができない…

テレビやラジオでもプロデューサーやディレクターと言った立場の人がいますよね。馴染みが無い方は、映画の監督や、工事の現場監督を思い浮かべると解り易くイメージできるかと思います。

大企業と中小企業で違いはあるの?

Web制作を一つとっても、ホームページ制作のみに留まらず、アクセス解析、インターネット広告、SEOなど、 広範囲な知識と経験が求められます。大企業さん等ですと業務が細分化されている事もありますが、代わりにプロジェクトを効率よく進行管理する必要があります。また、Webメディアのディレクターは企画や撮影・取材にも積極的に関わる事があります。中小企業の場合、webディレクターがwebプランナーやデザイナー、ライターからあがってきた記事について編集編成作業を行うエディターを兼務する事もあります。

どんな仕事をするの?

市場調査などをしてWebサイトやアプリの利用者(ターゲットユーザー)を決めたり、Webサイト制作のスケジュールを立てたり、Webサイトの設計図(ワイヤーフレーム)を作成したりします。その後、webデザイナーやエンジニア等と協力しながら制作を進め、最後にクオリティのチェック(デバッグ)をして納品をするのが一連の流れと仕事内容になります。
アプリ開発やシステム開発ですと若干違ったり、案件の規模によっても関わる人の人数や業務が多少変わってきますので、一概に定義するのは難しいかもしれませんね。

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どんなスキルが必要なの?

一言で言うと、責任感に集約されます。複数のプロジェクトを兼務する事も珍しくない仕事ですから、一つ一つの案件のスケジュール設計と管理、メンバーのマネジメントができるスキル(能力)が求められます。どの案件がどこまで進んでいるのか、デザイナーは画像を作成してくれたか、プログラムにバグは無いか等のチェックも必要です。Webデザインやプログラミングのスキルが高い必要はありませんが、フォトショップやイラストレーターの初級レベルも使えない、HTMLやCSSという基本的なマークアップ言語も解らないと言うレベルでは馬鹿にされますので、簡単なWebサイトを制作できるスキルはあった方が良いでしょう。
また、デザイン領域における右脳的センス、プログラミング領域における左脳的センスがあると尚可。更には、問題発見力・解決力、論理展開力もあったら最高です!
偉人で言うと坂本龍馬みたいな人は向いていると思います。あ、坂本龍馬で思い出しましたが、敵を作らない人も向いてると思いますよ。

なりたい人はどうしたら良いの?

一般的には、Webデザイナーやフロントエンドエンジニアを経て、ディレクターになる方が多いのが業界の現状です。たまに、企画やwebマーケターからディレクターになられる方もおられますが、不測の事態に対処できない使えないwebディレクターにならないようにするためにも基本的な事は理解しておいた方が良いです。

資格や専門学校はあるの?

あります。webデザイナーやプログラマーほど養成スクールは無いですが、未経験者もOKなwebディレクターの専門学校や教育機関もあります。ただ、私の経験上、長い目で見たら、webデザイナーかプログラマーから入った方が良いと思います。大工の経験のある棟梁や建築士は現場の大工からも好かれます。webディレクターも同じ事が言えると思います。部署異動などでwebディレクターに自分の意思に反してなってしまった人も、デザインやプログラミングは経験し制作サイドの気持ちを理解できるようにしましょう。そういう方は、会社の経費で社会人向けのWeb系スクールに通わせてもらうのも一つの手かと思います。
また、資格については、Webディレクション検定なるものがあるようです。ただ、持っているという人にお会いした事がありませんので、別に資格は持っていなくても良いでしょう。それよりも色んな現場を経験していて、マネジメントやコミュニケーション能力が高かったり、分析改善能力、企画力が高い人の方が評価されますし、現場でモテます!

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新卒や未経験でもなれるの?

新卒や未経験でも抜擢される事はあるようです。また慢性的な人手不足な業界ですので対応しなければならない事もあると思います。

どんな人が嫌われるの?

webデザイナーやエンジニアの気持ちが理解できない、クライアント企業やプロデューサーに媚びを売っているような人は嫌われます。そのため、クライアント企業のweb担当者(事業会社のWebディレクターの場合は上司)、制作サイドのwebデザイナーやエンジニアときちんとコミュニケーションなりディスカッションができる事は重要です。

業界団体はあるの?

一般社団法人 日本Webディレクション協会というところがあります。凄くアットホームな団体です。

どんなキャリアパスがあるの?

様々です。webプロデューサーやコンサルタントといった上流工程に進まれる方もいますし、より大規模な案件がやりたいという理由で大手企業に転職される方、スタートアップ企業のボードメンバーとして参画される方、本当に千差万別です。数は少ないですが、私のように独立起業する変わり者も中にはいます。

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